(2005年6月6日@甲斐大和)

↑1000番台車とは異なり、車端部にも座席があるのが300番台のしるし。肘掛が1000番台車とは異なり斜めになっているほか、座席の幅や腰かけ部分のモケットの厚みも1000番台車とは異なる。

【モハ114-424】未更新車のため、車体中央付近のMG用空気取り入れ口は存置されている。

↑モハ115-398の車内。かつては小山区に大量にいたモハ115-300番台未更新車だが、近年は置き換えが進み、JR東日本管内ではこの車両と豊田区のM40編成が残るのみ。上の1000番台(=シートピッチ改善車)の車内と比較して、座席幅が狭く通路が広いことや座席肘掛の形状など、同じ未更新車の車内でも、番台による違いが確認できる。

(2005年2月2日@高尾)

【クハ115-1224】現在の姿。新製時は大糸線用の車両で、その後東日本の各区所を渡り歩いた強者である。
【クハ115-1224】写真撮影当時は、側面がまだ白Hゴム支持だった。その後の入場時に交換されている。

【モハ114-424】現在の姿。緑帯は通常の色に戻っている。

【モハ114-424】一時期、隣のクハ115-1224ともども、車両半分の緑帯が濃いめの色になっていた。

【モハ115-398】長野所唯一の未更新300番台車。ドアレールはSUS化されていない。

【クハ115-1127】側扉窓が金属支持の特徴車。松本方先頭車とは異なり、青地の「普通」幕で、列車番号表示器が原型である。また編成中唯一、AU75Gを搭載する。現在は編成番号表示が編成札へ交換されたほか、前面ワイパー腕も交換されている。

【モハ114-1134】クハと同じく、側扉窓が金属支持の特徴車。

【モハ115-1071】クハと同じく、側扉窓が金属支持となっている。

 C13編成は2002年11月2日に転入した未更新車編成で、B6編成を置き換えました(置き換え後のB6編成は3連化の上伊豆急へ譲渡)。中間には300番台未更新車を挟むなど、個性的な車両で組成された編成です。
 先頭車をそれぞれ小山区時代の別々の編成から持ってきているため特徴が異なり、前面方向幕はクハ115-1127が青地の「普通」幕なのに対しクハ115-1224が白地の「普通」幕、列車番号表示器はクハ115-1127は原型、クハ115-1224はLED化済みとなっています。なお両先頭車とも乗務員室扉取手は取り付け済みです。
 中間のモハ115-398+モハ114-424は長野所唯一の300番台未更新車です。300番台の最終増備グループで1000番台初期車とは新製月日が数ヶ月しか変わりません。未更新車であることから、ドアレールが鋼製で塗装されています。
 C13編成の高尾方3両(クハ115-1127+モハ115-1071+モハ114-1134)は、小山区時代に編成を組んでいた0番台の初期更新車に合わせて側扉窓が金属支持となっていますが、他の更新車とは異なり金属枠の太いタイプ(かつての常磐線415系鋼製車や、初期に更新工事を施行された一部の115系等で見られたタイプ)となっています。このタイプの支持方法は、施行された他の車両が置き換えられた現在では、JR東日本管内では豊田区のM1編成とこの3両の合計6両しか残存していません。またこの3両は近畿車両製の車両で、車内化粧板が黄緑ではなく、薄い水色なのが特徴です(近畿車両製の車両のみにみられる特徴)。
 クハ115-1224は編成中唯一、大糸線用として松本運転所北松本支所(長キマ)に新製配置された1000番台後期車で、その後松本所→長野所→新前橋区→小山区→松本所と転属し、現在は再び長野所の配置になった、長野地区出戻りの車両です。新製時は冷房準備車でした。
 小山区からの転入当初は一部車両が側窓白ゴム支持でしたが、現在は全車黒ゴム化されています。

↑2・3両目が長野所唯一の300番台未更新車ユニット。上写真と異なり、松本方先頭車は白地の「普通」幕を出す。

←金属支持(太枠)となっている側扉の拡大写真。このタイプの支持方法は、豊田区M1編成とC13編成のみに見られるもの。(2005年2月2日@高尾)

  

(2005年8月29日@山梨市〜春日居町)

(2005年3月27日@小淵沢)

(2005年3月27日@小淵沢)

(2008年5月22日@高尾)

(2008年5月22日@高尾)

(2005年2月2日@高尾)

(2005年2月2日@高尾)

(2005年7月27日@豊田〜八王子)

(2005年6月6日@勝沼ぶどう郷)

↑C13編成が勝沼へ到着。C13編成は特徴車が多く揃った編成である。

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(2005年2月2日@高尾)

◎編成別詳解〜C13編成

(2010年8月29日更新)

(2010年8月23日@四方津)

↑モハ114-1134の車内。近畿車両製のため、車内化粧板が従来より薄い色になっている。金属支持となった側扉窓にも注目。

(2005年2月2日@高尾)

(2005年2月2日@高尾)

【クハ115-1224】モハ114-424と同様に、一時期は車体半分の緑帯が濃くなっていた。

C13編成 ←立川・高尾 塩尻・松本→
車両形式 クハ115 モハ115 モハ114 モハ115 モハ114 クハ115
車号 1127 1071 1134 398 424 1224
旧編成番号 Y1134編成 Y424編成
新製月日 1979(昭54)年1月18日 1977(昭52)年9月12日 1981(昭56)年6月19日
メーカー 近車 川重
新製配置 岡山 小山 北松本
クーラー形式 AU75G AU75CM AU75CM AU75CH AU75CM AU75CM
Hゴム 黒(扉は金属 黒(扉は金属 黒(扉は金属
特徴 ☆未更新車、モハ114のMG用空気取り入れ口は存置。
☆パンタグラフはPS35B(シングルアーム)へ交換。
☆先頭車はTc-1127が青地、Tc-1224が白地の「普通」幕を出す。列車番号表示器はTc-1224のみLED化(小山区時代に施行)。
☆先頭車のおでこ滑り止めはTc-1224のみあり(狭タイプ)。
☆前面ワイパー腕は、両先頭車とも無塗装。
☆ドアレールはM115-398+M'114-424のみ塗装で塗りつぶし。乗務員室扉の取手取り付け済み。
☆M115-398+M'114-424は長野所唯一の未更新300番台車。
☆松本方3両は、長野所で唯一の側扉窓の金属支持。かつて常磐線415系鋼製車などで見られたタイプ。
クーラー形式…表記なしのため形式は推定。
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