C2編成はC編成で二番目に登場した未更新車編成で、B8編成を置き換えました。前面方向幕は両先頭車とも青地の「普通」幕、乗務員室扉取手取り付け済み、列車番号表示器はLED化されています。また、小山区時代は中間に300番台未更新車(サハ115-304)を組み込んでいたことから、それに合わせドアレールが塗装で塗りつぶされています。
当初はスカートが長野色では標準の灰色に塗装されず、黒色のままだったことが特徴でしたが、その後の入場時に修正されました。また6両中3両が側窓白ゴム支持で、他編成が黒ゴム化されていく中、異彩を放っています。
全車近畿車両製の車両で、車内化粧板が黄緑ではなく、薄い水色なのが特徴です(近畿車両製の車両のみにみられる特徴)。
C2編成 | ←立川・高尾 | 塩尻・松本→ | |||||
車両形式 | クハ115 | モハ115 | モハ114 | モハ115 | モハ114 | クハ115 | |
車号 | 1125 | 1068 | 1131 | 1069 | 1132 | 1086 | |
旧編成番号 | Y1131編成 | Y1132編成 | |||||
新製月日 | 1978(昭53)年9月21日 | ||||||
メーカー | 近車 | ||||||
新製配置 | 小山 | ||||||
クーラー形式 | AU75B | AU75G | AU75B | AU75CS? | AU75B | AU75G | |
Hゴム | 黒 | 黒 | 黒 | 扉窓のみ白 | 扉窓のみ白 | 白 | |
特徴 | ☆未更新車、モハ114のMG用空気取り入れ口は存置。 ☆パンタグラフはPS35B(シングルアーム)へ交換。 ☆先頭車は青地の「普通」幕を出す。列車番号表示器はLED化(小山区時代に施行)。 ☆先頭車のおでこ滑り止めなし。前面ワイパー腕は、両先頭車とも無塗装。 ☆ドアレールは塗装で塗りつぶし。乗務員室扉の取手取り付け済み。 ☆転属当初はスカートが黒色塗装だった。 ※M115-1069のクーラー形式はクーラー本体に表記がないため推定。 ※Tc115-1086のHゴムは、ドア端部のみ黒ゴムに交換された(2008年度施行)。 |
【クハ115-1086】妻面側の写真。
【モハ114-1132】こちらも側扉窓部のみ白ゴムで残存。
【モハ115-1069】側扉窓部のみ白ゴム支持で残存。
【モハ114-1131】未更新車なので、MG用空気取り入れ口が存置されている。
【クハ115-1125】妻面側の写真。
(2005年4月5日@猿橋〜鳥沢)
(8枚とも2008年10月10日@四方津)
(2001年4月8日@石和温泉)
↑小山区より転入して間もない頃のC2編成。スカートがまだ灰色に塗装されておらず、黒のままなのが特徴だった。
ちなみに、写真を撮影した時点ではまだC3編成までしか登場しておらず、高尾近辺で長野色の115系を見るのは珍しいことだった。
【モハ115-1068】
【クハ115-1086】戸袋窓も白ゴム支持で残存している貴重な1両。
【クハ115-1125】ドアレールが塗装で塗り潰されているのが特徴。
◎編成別詳解〜C2編成
↑名撮影地・鳥沢鉄橋を渡るC2編成。