笹子峠を越え、甲斐大和から長々と続くトンネルを抜けると、車窓に甲府盆地が広がります。その甲府盆地の縁に勝沼ぶどう郷は位置します。山梨といえばブドウですが、勝沼はブドウと、それから醸造されるワインの名産地です。そのため、シーズン時には特急かいじが臨時停車するほど、多くの観光客がこの駅を利用しています。
かつては『勝沼』という駅名で、スイッチバックのある駅でしたが、線路改良とともにスイッチバックは廃止・撤去されました。かつてのスイッチバックの線路跡には桜の木が植えられ、桜の時期になると満開の花を咲かせます。
↑かつてのスイッチバック時代の引き込み線の遺構が各所残る。スイッチバックがあった頃は相当大きい駅だったと思われる。
中央東線をゆっくり旅しませんか? 中央東線の各駅を、1ヶ月に1駅ずつ、ゆっくり紹介していきます。
第三回目、2005年11月の駅は…「勝沼ぶどう郷」
今月の駅の駅名 | 勝沼ぶどう郷 (かつぬまぶどうきょう KATSUNUMA-BUDOKYO) |
所在地 | 山梨県甲州市 |
開業日 | 1913(大正2)年4月8日 |
駅配線 | 1面2線 |
駅員の配置 | 有人 |
みどりの窓口 | なし |
構内キヨスク・駅弁など | なし(売店が駅舎内にあります) |
乗り換え | なし |
この駅の特徴 | ブドウとワインの名産地の駅・中央東線の名撮影地 |
駅撮り | 上りのみ可能、午後早い時間順光。桜並木が満開の時期は多くの撮影者で賑わう。 |