伊豆急200系は、伊豆急行開業時より使用していた伊豆急100系の置き換えのために2000年7月から登場した車両で、JR東日本所属の113系・115系を塗装変更・一部改造(電気連結器の取り付けと車内の吊り革の撤去など)の上、転用されたものです。元113系1000番台の4連2本(F1・2編成)と元115系0番台の3連6本(F3〜8編成)、元115系300番台の3連3本(F9〜11編成)の35両が登場しました。このうち115系は松本運転所からねん出されたスカ色・長野色の車両で、元々は中央東線の普通列車用として活躍していたものです。
 F1〜4編成が白地に青色の塗装、F5・6編成は沿線の「河津バガテル公園」のPRで紺地にバラ模様が描かれたトランバガテル塗装、F7〜11編成は白地に赤色の塗装となりました。
 2002年までに伊豆急の在来車を一挙置き換えましたが、元々老朽化していたことに加え、潮風による塩害で腐食が進んできたことから、2004年より親会社である東急から8000系を購入し、200系を順次置き換えていきました。
 2008年6月時点では3連2本(F9・11編成)が残存していましたが、2008年7月1日をもって定期運用を終了、F9編成は同年7月末をもって廃車となりました。残るF11編成も2008年12月14日にさよなら運転(伊東9:50発→伊豆急下田11:00着・12:59発→伊豆高原13:44着)と伊豆急下田での記念撮影会を行った後、廃車となりました。

◎伊豆急200系について

伊豆急へ転用された元中央東線の115系たち。このページでは、2008年12月に引退した彼らを特集します!

(2008年6月24日@伊豆大川〜伊豆北川)

↑海沿いを走る伊豆急200系。写真の3連の車両は元115系で、中央東線の普通列車として活躍していた車両だ。

元115系の車両について 伊豆急200系・F11編成 伊豆急200系の現状

    

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