最近、というわけではありませんが、一部の鉄道ファンのマナー低下が目立っているようです。私有地や立入が禁止されている場所への侵入、撮影時のフラッシュ使用等々、マナーを逸脱した行為は、他人には大変迷惑になりますし、場合によってはその人自身の生命に関わることもあります。
 先日、とあるネタ列車が中央東線を走り撮影した折、ある鉄道ファンが鉄道用地内に立ち入って撮影する現場を目撃しました。また別の日には、撮影場所をめぐって怒鳴り散らすファンの姿を目の当たりにしました。
 単なるホームページの管理者でしかない私ごときが、鉄道ファンのマナーについて偉そうに語ることはできませんし、先輩ファンの方々に失礼にあたるかもしれません。しかし、鉄道ファンならマナーを守って活動していただきたい、せめて当ホームページをご覧いただく方々だけでも、鉄道ファンのマナーに関して考えていただきたい、という思いで、まず鉄道ファンとして最低限守るべきマナーについて再確認するとともに、なぜマナーを守る必要があるのか、考えていく必要性はあると考えています。
 以上の理由から、私にできることとしては、ホームページ制作者としての鉄道ファンのマナーの考えを伝えること、それをホームページを通して皆様に問題提起をすることしかないと考え、このページを制作いたしました。

    

鉄道ファンの皆様、どうぞ上記マナー遵守にご協力をお願いします!

☆私が考える、鉄道ファンなら守るべき最低限のマナー

一、私有地や立入禁止場所へは侵入しない。
 他人の所有する土地、つまり私有地に入るときは、その土地の所有者や住人の方に必ず許可を得るようにしてください。なお田畑へは、靴等に付着していた泥・土によって、その田畑の農産物に病原菌を持ち込む可能性があることから、できるだけ立ち入りは遠慮しましょう。
 土地の所有者等の許諾がないにもかかわらず侵入する行為、及び、退去の勧告を受けても立ち去らない場合は、刑法等の法規に違反する可能性があります。
 また、鉄道用地等、一般の人の立ち入りを禁止している場所への侵入は、極めて危険な行為です。踏切のない場所で線路を横断したりする行為も同様。列車の安全確保が脅かされるばかりではなく、あなたの生命にも危険が及ぶ行為ですので、絶対にやめましょう。

一、フラッシュを使用した撮影はしない。
 フラッシュを使用して列車を撮影する行為は、列車の安全運行の確保の観点からは、非常に危険な行為です。フラッシュの光による網膜残像によって列車乗務員の視力が一時的に低下することにより、安全確保ができなくなる可能性があります。
 停車中の列車も含め、原則フラッシュを使用した撮影をしない、やむを得ず使用する場合も、停車中の列車に限り、乗務員に許可をとった上で使用するように心がけましょう。

一、他人への思いやりの精神を身につける。
 混雑した撮影地等で、怒号を撒き散らす迷惑な鉄道ファンの方が目立ちます。鉄道という趣味はあなただけのものではありません。撮影地等では、できるだけ多くの方が落ち着いて楽しく撮影できるよう、ご配慮をお願いします。
 撮影地まで来て些細なことで怒るようでは、人格が未熟であるとしか言いようがありません。また、怒号等の行為は脅迫罪や強要罪に、殴る等の行為は暴行罪や傷害罪といった形で、刑法規定違反につながる恐れがあることもお忘れなく。

一、列車の安全運行の確保を最優先とする。
 鉄道ファンならやってあたり前のこと、それが列車の安全運行の確保です。列車がホームに入ってきたら黄色い線の内側へ下がる、踏切は鳴ったら渡らない等々、身近なことから気をつけていきましょう。

一、その他、法令遵守。

◎鉄道ファンのマナーに関するステートメント―鉄道ファンたるもの、活動時にはマナーを守って…

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